最近ニュースで話題になっている「PFAS(ピーファス)」。「永遠の化学物質」とも呼ばれ、1940年代から、私たちの身の回りにある様々な製品に利用されてきた有機フッ素化合物の総称で、その数は4,700種類以上あるといわれています。
その中で「PFOS(ピーフォス)」や「PFOA(ピーフォア)」など一部の「特定PFAS」は、環境や人の身体への影響などが懸念されています。
この記事では「PFAS」について皆さんに知っていただき、毎日、安心・安全に水道水を飲むための情報をお届けしていきます。
── 有機フッ素化合物PFAS
PFASとは、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物で、ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物の総称。── PFOS、PFOAとは
PFASの中でもPFOSとPFOAは、環境や人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されており、「特定PFAS」として日本国内での製造や使用が禁止されています。── 世界と日本の規制
WHO(世界保健機関)は、水道水1リットル当たりのPFOSとPFOAの目標値を100ng(ナノグラム)に設定。日本では、2020年、厚生労働省が水道水について、当時の科学的知見と安全性からPFOSとPFOAの合算値を50ng/L以下とする暫定目標値を定め、水道事業者等による管理を依頼しています。また、環境省でも同様に、公共用水域や地下水における暫定目標値としてPFOSとPFOAの合算値を50 ng/Lと定めています。※トレビーノ®は、ECサイトや全国の大型スーパー、ホームセンター、家電量販店などでご購入いただけます。