かわいい愛犬と幸せに長く過ごすために、ペットにも家族と同じように安心なお水を選んであげませんか?ペットの健康に詳しい専門家に聞いてみました。
動物は、大自然の中から自分の体調管理に必要な植物を選び、摂取することで健康のバランスを整えています。植物には、健康に役立つ成分が入っており、ハーブと呼ばれる香りのある植物の有効成分を利用する植物療法(メディカルハーブ、ハーバルセラピー)と呼ばれる分野もあるほど。今回、ご紹介するハーブティは、簡単に愛犬と一緒に楽しめるものです。是非試してみてくださいね!
水出しローズヒップティ
500ml容器(PETボトルでも可)
トレビーノ®のお水………500ml
ローズヒップ………大さじ1程度
オリゴ糖………小さじ1/2程度(お好みで)
1.500ml容器にローズヒップを入れ、お水を加えます。
2.冷蔵庫で1晩いれておく。
ローズヒップはレモンの30倍のビタミンCが含まれており、体力が落ちているときや炎症(アトピーや関節炎)、 ストレスを抱えているときなどに有効と言われています。特に、炎症など消耗性のトラブルが起こっている体は、ビタミンCを必要としています。本来は体の中で合成されるものですが、炎症が起きている時などは、合成が間に合わなくなるため外から補給してあげることが効果的です。
最近では、サプリメントもありますが、天然の食品の方が体内吸収されやすいと言われています。ローズヒップはハイビスカスとのブレンドで販売されていることが多く、酸っぱいイメージがありますが、ブレンドされていないシングルティーであれば酸味も少なく、犬でもおいしく飲むことができます。水溶性であるビタミンCは、こまめに摂る方がよいので、小型犬で大さじ1~2杯程度を1日2回くらいあげると良いでしょう。
※猫は、犬に比べて植物を分解する力が低いので、使用を控えてください。
人の素肌がカサカサするのと同じように、ペットの素肌も乾燥します。乾燥による素肌のトラブルを引き起こしてしまう前に、素肌を清潔にして、しっかり保湿をしてあげましょう。
まずは、シャワータイムにできる保湿方法を紹介します。飼い主としては、「キレイにしてあげたい」「乾燥によるかゆみがあるなら、抑えてあげたい」と切に願うもの。しかし、シャワーが苦手な愛犬も多いのではないでしょうか? そこで、アロマを使って、少しでもリラックスしてシャワータイムを楽しめるようにしてみませんか?
やり方は簡単です。愛犬をシャワーに入れる前に、洗面器などに熱めのお湯をはり、エッセンシャルオイルを1滴たらします。興奮しがちな犬には、気持ちを落ち着かせてくれるラベンダーやサンダルウッドなど。緊張してしまう犬には、リラックス効果があるといわれるスイートオレンジやカモミール、ローマン、イランイランなどがおすすめです。
そして、シャワーヘッドにはトレシャワー®がおすすめです。トレシャワー®は、肌荒れの原因となる残留塩素をしっかり除去してくれます。
愛犬も大切な家族の一員、素肌の健康までしっかり見守りたいですね。
季節の変わり目や寒暖差があるときや、室内と外気との温度差が出てしまうと体にも影響を与えてしまうので、愛犬の健康も毎日チェックしたいですね。
そこでおすすめなのがマッサージ。毎日ふれあう機会のある愛犬にだからこそ、少しの意識の持ち方だけで効果が期待できます。行うのは、自身の手のみのエフルラージュというスウェーデン式のマッサージです。
まずは、愛犬と心がつながるリラックスマッサージ。これは、いつも無意識に愛犬を撫でてあげていると思いますが、単に撫でるだけでなく、心を落ち着かせようと意識して撫でてあげることでできるマッサージ法です。愛情を込めて、意識して愛犬の体に触れてあげましょう。お互いの気持ちがリラックスすると同時に、皮膚の上から触れることで、健康チェックにもつながります。
もうひとつが、デトックスマッサージ。犬の体にある4大リンパ節とツボを中心に撫でてあげるマッサージ法です。
1~4が1セット、犬も人間と同じで、リンパの流れを良くしてあげると健康にも良いのです。
ほかにも、眉間にある攅竹というツボを刺激してあげると、リラックス効果が
あるので、一緒に撫でてあげるとよいでしょう。
ペット自然療法士
加藤志乃さん
ペットの健康に関する各種の勉強をし、資格を取得。インストラクターとして活躍中。